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すべてはチョットした相談、診断から始まっています

投稿日:2012/6/17

今週は「北海道住宅検査人」の登録講習から
始まりました。
これは全国でも類を見ない、
既存木造住宅の検査人制度です。
この講習資格は建築士であることが条件ですので
一般の方は受講できません。
講習の中で質問がありました。
「この仕事をするには知識だけでなく、経験が必要ですね?」
建築士の資格があるから、すぐできる仕事ではありません。
経験がない人はこれから、経験すれば良いのです。第三者の立場でしっかり検査して、正し事を伝える社会的使命が建築士にはあります。グレーな建築業界を変えるのは独立した建築士であり、依頼される一般の方です。

本日は前置きが長くなりましたが、
10年前にチョットした相談でお付き合いが始まった、お客様からの相談でした。
始めは「軒天井のシミが何度直しても直らない?」
次は「壁から水が出てくるのだけど?」
その次は「今後の事を考えて、外壁はどうしよう?」でした。
これらの問題はすべて、原因追求して改修していますので、何の問題もないはずですが。

今回のご相談は
「今まで隣は空き地だったのですが、新築の家が建つらしい?図面を見せられて説明を受けたが分らない?
敷地ギリギリに家が建つらしく心配なんで?」
自分の家のことだけでなく、そんな心配もあるんですね。

隣の家を造る建築会社さんの説明を一緒に聞き、実際の工事にも立ち合わせていただきました。
いつも感じることは、相談される時の皆さんの顔はとても表情が暗いです。
でも相談後、皆さんの表情が急に明るくなります。
この瞬間を見るのが私は嬉しくて
この仕事を13年も続けてこれていると思います。
こんな仕事が大好きで続けれることに感謝しています。

次回は来週末に更新の予定です。