今週は「北海道住宅検査人」の登録講習から 始まりました。 これは全国でも類を見ない、 既存木造住宅の検査人制度です。 この講習資格は建築士であることが条件ですので 一般の方は受講できません。 講習の中で質問がありました。 「この仕事をするには知識だけでなく、経験が必要ですね?」 建築士の資格があるから、すぐできる仕事ではありません。 経験がない人はこれから、経験すれば良いのです。第三者の立場でしっかり検査して、正し事を伝える社会的使命が建築士にはあります。グレーな建築業界を変えるのは独立した建築士であり、依頼される一般の方です。
本日は前置きが長くなりましたが、 10年前にチョットした相談でお付き合いが始まった、お客様からの相談でした。 始めは「軒天井のシミが何度直しても直らない?」 次は「壁から水が出てくるのだけど?」 その次は「今後の事を考えて、外壁はどうしよう?」でした。 これらの問題はすべて、原因追求して改修していますので、何の問題もないはずですが。
今回のご相談は 「今まで隣は空き地だったのですが、新築の家が建つらしい?図面を見せられて説明を受けたが分らない? 敷地ギリギリに家が建つらしく心配なんで?」 自分の家のことだけでなく、そんな心配もあるんですね。
隣の家を造る建築会社さんの説明を一緒に聞き、実際の工事にも立ち合わせていただきました。 いつも感じることは、相談される時の皆さんの顔はとても表情が暗いです。 でも相談後、皆さんの表情が急に明るくなります。 この瞬間を見るのが私は嬉しくて この仕事を13年も続けてこれていると思います。 こんな仕事が大好きで続けれることに感謝しています。
次回は来週末に更新の予定です。
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