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外壁改修の少し詳しい話・・・・

投稿日:2012/7/22

前回に続き、外壁の改修のお話です。

私は外壁の外装材の上にまた、外装材を張る?
モルタル外壁の上に外装材を張ることは
お勧めしていません。
それは今までの経験から、表面の外壁は傷んでいるから、何らかの改修をしようと考えられると思います。
実際に外壁を剥して診ると
この外壁の傷みが内部まで影響しており、
土台、柱、梁などが腐っている場合が結構あります。

今回の改修もお客様は
内部をかなり気にされており、
構造体を確認できるまでということで、
すべて解体しました。
その結果、数ヶ所に腐れがあり、交換しました。
建物の状態、工法により、いろいろ検討して
今回は合板の増し張りをご提案させていただきました。
右上の写真はその合板ですが、構造補強をする為には、釘の間隔、合板は土台〜柱〜梁まで、継目のない1枚ものを使用し、しっかり固定しないと何の意味もありません。

下の写真は壁の通気下地の写真ですが、
今回の建物はこの通気が上部で閉鎖されていた為に外装材の傷みが大きかったので
通気の改善も当然、実施しました。

このことを理解しないで施工しても
無駄になり、また同じ現象の繰り返しになってしまいます。

外壁が傷んできたから、単純に塗装をするとか、外装材を張り替えることをしても
良い結果は得られないと思います。
ちょっとでも、気になっている方は
お気軽にご相談ください。

次回の更新は今週末の予定です。