外壁の上に外装材を上張りする工法? リフォームの相談でよく質問されるのが
「外壁の上にガルバサイディングを張るリフォームを勧められていますが? 大丈夫ですか?」
「上に張った方が工事費が安いし、工事も早く、廃材ができないから、エコですよ。 暖かくなります」という営業トークで 上に張ってしまったかたが多くいらっしゃいます。
今回の写真は 「外壁が傷んできたし、雨もりもするので、 上張りをしたが、雨もりが直らない」 という、ご相談でした。 上張りの金属サイディングを剥がすと 既存の外壁はモルタルに塗装仕上げをしたものでした。 防水処理もしていなし、モルタル面には亀裂、窓周りのコーキングは劣化なのか、無いような状態で 外装材の下地をして、外装材を張っています。 外装材面からは雨水が入ることを前提に外装材は設計されています。 これを防水面としてはいけません。 このことを理解していない業者さんがまだまだ、います。 これから、10年、20年・・・と住もうとお考えの方は少し、工事費が高くなっても 既存の外壁を剥がして、 しっかり、構造体を確認して 断熱・防水・耐震も検討されることを お勧めしています。
後で後悔しない為に正しい判断をしてください。
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