「今後、この家をどうするか?その為に 家を診てほしい」という、ご依頼がありました。
築年数の古い家や図面で基礎の鉄筋があるか 否かの判断ができない場合は鉄筋探査器を 使い測定します。
上の写真はその鉄筋測定をしていると 「白いシミ」がどうも気になりました。 基礎はコンクリートの上にモルタルで仕上て いる場合が多く、そのモルタルの劣化かなと 思いました。
床下に入るとその裏面、コンクリートを 直接、診ることができます。 下の写真は上の写真のちょうど、真裏です。 その部分だけ、コンクリートがかなり劣化して、崩れてきていました。 あのシミは地盤面から出てきた湿気によるものと思われます。 この部分はおそらく、施工当時のコンクリートの品質が原因と思われます。
この部分の補修は勿論、できますが、 地盤面からの湿気防止の為の 防湿シートの施工も重要です。
家を長く持たせたい、これから、どんなメンテナンスをすれば良いのかの判断基準として 総合診断は重要です。
次回の更新は来週末の予定です。
|