北海道の住宅は、寒い冬がある為、 一般地に比べ、断熱、気密の施工基準が高いのが、普通です。 旧住宅金融公庫の施工仕様も、一般地と違う専用マニュアルがあります。更に北海道オリジナルの施工基準と断熱、気密の標準的な数値が示されています。 右の写真は、一見、断熱材がびっしり入っていて、暖かそうに見えますが、 こんな施工、北海道の基準から言えば、30年以上も前の施工です。 今でも、こんな施工をしている会社があるなんて、正直、私はびっくりです。
下の写真は、標準的な北海道の施工です。 何が違うのか、チョット分かりにくいでしょうが、断熱材が隙間無く充填されていることと 連続して防湿シートが施工されていることです。 これが、北海道の建築の常識です。 しかし、更に驚くことが、ある家の調査で見ることがありました。 この防湿シートがまったく施工されていない新築の家がありました。 まだ、新しいので、問題は発生していませんが、10年後、20年後が心配です。 私は北海道の建築の常識と思っていましたので、がっかりというよりは、ショックです。 |