住宅診断の【エスパス一級建築士事務所】

家を造るとき
一番楽しいのは

設計をしているときです。

やっと出来上がって
実際に住んでみると

雨もりが起きたら
がっかりしますよね。

施工会社がすぐ対応してくれて
雨もりが直れば、いいですが？

この家は玄関横に
板を張った
見た目は素敵なデザインです。

散水試験をすると
内部に水が流れ出す。

この外壁の板を剥がすと
まさかの施工です。

防水処理がされていません。
せめて、防水シートがあれば？

壁の中の断熱材をとって
中を見ると

黒カビが・・・
散水試験をした水が・・・・

表面の板だけで
まさか？
防水は大丈夫と判断したのでしょうか？

通常はこんな施工はしません。
恐くてできないはずですが
不思議です。

雨もりの原因は
この板の部分だけではなく

玄関ドアの周りからも

デザインを重視するあまり

どう見ても
あやし過ぎます。

結局
この面はすべて
外装材を剥がし
下地の防水を手直しして

飾りのような枠材も剥がし

雨もりは直りましたが

デザインは・・・
見た目も重要ですが

基本的な雨仕舞いは考えましょう。

施工も重要です。

家は安心して住めることが
最重要です。

次回の更新は来週末の予定です。