住宅診断の【エスパス一級建築士事務所】

購入しようと家を見に行って

やはり、見た目も綺麗な方がいいですよね。

売り手側も、印象を良くしたいから
予算があれば、綺麗にするでしょう。

「まるで新築みたい」
「この価格で新築同様な家が手に入る」

ワクワクしますよね。

でも、
新築ではありません。
経年劣化という傷みも進行しています。

表面の綺麗さに目を奪われ
中古であることを忘れていませんか。

１，２年住むなら、
表面の綺麗さで選んでもよいでしょう。

１０年、２０年それ以上
住み続けたいと思うなら
家の構造も気になりませんか。

床下から診ると
構造上、重要な基礎、土台などが
確認できます。

何やら？補強をしたような？

基礎には雨が流れ込んで
ぬれが確認できました。

その基礎の上にある
土台がかなり腐ってことも
確認できました。

これを直すことは
充分、可能です。
しかし、改修費用はかなり掛かります。

こんな内容も含めて
購入を決めたなら
それも
中古住宅を手に入れる選択です。

ただ、購入後
こんな事実を知ったなら
どうしますか？

購入前の住宅ですから
解体調査はできません。

目視調査が主ですから
完全にすべてを確認できる訳では
ありませんが

少しでもリスクは無い方がいいですよ。

購入前の検査を
断られたら

その家の購入は諦めた方が良いと思います。

１２月は中古住宅の購入が
増えるようですが、
急がないで
慎重に結論を出されたら、どうでしょう。

次回は来週末に更新の予定です。