「床下点検口を開けたら カビ臭いし、湿気があるそうで?」 という、ご相談でした。
床下点検口は床下収納と 兼用されている場合が多いです。 収納ボックスはプラスチック製で 簡単に外せます。
ここから、床下に入ることが出来ます。
床下に入って見ると 地面にはカビがびっしり 基礎にも水滴がびっしり
そして 床の断熱材が落ちていました。
断熱材を受けている ベニヤが腐って落ちた結果です。
床の梁(大引)も かなり腐れが進行しています。
床下の全体がこのような状態でした。
湿気の原因は 室内からでも 外壁や屋根から 入ったものではありません。
原因は地面からの湿気です。
床下の地面には 防湿シートが必要なんです。
設計図には建築の常識として 防湿シートの記載がありますが
実際には施工されていない場合も あります。
そんなに費用も手間の掛かりません。 建築当時の施工不良と言って いいと思います。
リフォームの最優先は 当然ですが ここです。
部屋にいるだけでは 分からないかもしれません。
この状態が更に進行すれば 家が寒いだけでなく 危険な状態になると思います。
床下点検口を開けて 臭いや湿気を確認されてはどうですか。
次回は来週末に更新の予定です。
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