昨年ぐらいから、中古住宅購入の為の 住宅診断の依頼が増えてきています。
その中で「住宅を購入してからでも、いいですか?」という、お問い合わせもあります。 でも購入ということは、契約(手付け金の支払いが発生しまいます)後?。この場合、何かあって、契約解除する場合はほとんどの場合、手付け金は戻らないようです。
購入前に住宅の検査を嫌がる売主(仲介業者)がいるようですが、私はやはり、住宅検査は購入前がお勧めです。 勿論、購入前ですから、破壊調査はしません。床の傾き、床下、小屋裏の状況を確認する、目視調査になります。100%、問題点を調べることはできませんが、事前の調査は重要だと考えています。 但し、この調査は売主(仲介業者)の承諾が必要となります。
右上の写真は室内から見たもので、水シミが発生しています。 この部分を小屋裏から見たのが、下の写真です。 明らかに、屋根面(外壁の取合い部)からの水の浸入があります。 室内の表面だけを見るだけでは、不具合の原因を知ることが難しくなります。 また、室内側から、表面をリフォームされていますと、小屋裏を見ない限り、何の問題も発見できません。
中古住宅の購入前、調査をお勧めしますし、 できるだけ、床下、小屋裏も確認された方が良いと思います。 |