ただ、それだけのリフォームですが
一般の方は見積書の内訳を見ても おそらく、ほとんど分からないと思います。
信用して仕事を依頼しているのでしょうが? 何だか、ちょっと気になる処がある?
そんな相談でした。 場所が地方なので、2日掛かりの診断です。
既存の外装材を剥がして 板状断熱材を増し張りして 窯業系の外装材を張ったようです。
仕上げについては 写真のように目地が通っていないことが 少し気になっていたようです。
その目地の問題は 実は出隅にL型のコーナー役物が 使用されていないことも原因の一つです。
通常は出隅には専用のL型役物を使います。 施工不良でも違法でもありませんが 目的は費用の削減だと思います。 コーキングだけで納めています。
この役物を使うと1棟当たり 20~30万円ぐらい掛かります。
ただ、経年劣化でコーキングが切れ 外装材の変形が出てきて 見た目が悪くなりますし 防水性能も低下します。
少し心配なのは この外装材を固定する下地を留めるのに 長いビスを使っていることです。
経年劣化による外装材の垂れ下りです。
そしてすでに発生している 軒天井の水シミです。
今後、施工業者がしっかり 対応してくれることを期待します。
500万円もの大工事です。 依頼される方も もう少し、検討されてから 始めた方が良いかと思います。
工事を決める前に 住宅診断に少しお金を 掛けてみてはどうですか。
次回は来週末に更新の予定です。 |