北海道は、やはり冬に問題が起きていることが多いです。 この写真は何度か相談を受けている方から 「壁から水が出てきているの・・・・」という 連絡が入り、お伺いした時のものです。 壁に一本の水の流れがありました。 ただ、壁を触ってみると、クロス全体がぐっしょりぬれていました。 クロスは簡単にはがれ、その下の石膏ボードもぐっしょりぬれていました。 この壁は斜めになった天井につながっており、 水の浸入口は屋根にあると判断しました。
このまま、冬を越えることは、かなり不安が残るので、天候を見ながら、屋根の点検、補修そして内部天井の解体調査、復旧工事を実施しました。 下の写真は内部天井を剥した状態のものですが、私の判断は正しく、斜めの天井全体に水ぬれが発生していました。 よく診ると天井クロスの内部側にカビが多数付着しており、下地の石膏ボードの裏面にも黒かびが多数付着していました。 これの原因は「すがもれ」ですが、1度や2度ではなく、少なくても、2〜3年、この現象が続いていたと思われます。 幸い原因も判り、改修工事も無事完了することができました。
この「チョットした現象」を見逃していると 後数年で屋根の木が腐ってしまったかもしれません。 「チョットした現象」ですが、チョットした現象と思って、放置しておくと、とんでもないことになることもあります。 冬は特に注意して、チョットした現象をチェックして診てください。 気になる現象があれば、お気軽にご相談ください。 |