「外壁の傷みが気になり、診断を・・・・」という、ご依頼でした。
築年数の割には少し傷みが大きかったので
「まだ、全体の改修は早いし・・・」
外壁が傷むとそこから雨水の浸入が起きますが
室内に雨が出てこないと分らないものです。
そこで確認の為に床下に入って診ると
建物が完成してから、追加で設置した窓の床下に雨水が流れ出していました。
お話を聞くと原因は窓の取付方法に問題があったようです。単純に窓の大きさで壁に穴を開けるような施工だったようです。
工事を安くするには、できるだけ簡単にしなければなりませんが、最低限のやるべき事はしっかりして、その後の責任は取りましょう。
床下に入って、チョット気になることがありました。床下の梁（大引）に割れが発生していました。天然の木材ですから、乾燥などにより、割れが起きることはあります。
但し、この割れがこれ以上大きくなっていくと、完全に梁が裂けてしまう可能性があります。その後の改修はかなり大変な工事になります。
その前に、これ以上この割れが進まないように処置をしておくことをお勧めしました。
工事は安い業者に依頼するのではなく、プロとして、しっかり仕事ができる業者に頼みましょう。
そして、メンテナンスは早めにすることで、
無駄な費用の出費を抑えることができます。
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