今の時期はこの相談が多いです。
状況に応じては緊急出動もあります。
その場で私が出来る限りの処理は
させて頂きますが
すべてがすぐに出来るわけでもありません。
ストーブの上の天井に「すがもり」？
じゃないでしょうか？というご相談でした。
夏にはなくて、冬になって発生ですから
雨もりではないですね。
早速、屋根の上に上がって
屋根の雪を除いて確認です。
スノーダクトの屋根です。
横樋部分の確認
そして、よく原因となる
屋根と外壁の接合部の確認です。
すがもりであれば、原因である
氷がどこかにあるはずですが
異常なしでした。
天井はクロスではなく
ジプトーンという仕上げ材なので
部分的に剥がすことが可能でした。
天井裏を見ると
天井断熱材の上にビニールシートが
かぶせてありました。
そのビニールシートの上ではなく
室内側がかなりぬれていました。
このビニールシートはどうされたんですか？
とお聞きすると
「寒いから、自分でシートを張った」
とのことでした。
お気持ちは分かりますが
天井のシートの茶色いシミは
このシートが原因です。
シートの室内側で「結露」を起こしています。
これを撤去すれば、解決します。
ストーブには蒸発皿が置かれており
室内の乾燥を予防したかったのだと思います。
ここで発生した蒸気が天井材の隙間を通って
天井裏に流れ、シートで遮断され
小屋裏の冷気で結露したことによるものです。
「すがもり」と思われていた現象が
「結露」であることもよくあります。
原因を知るには、現象が出ている時が
もっとも適しています。
雪が融ける春まで待たないでください。
次回は来週末に更新の予定です。
お問い合わせはホームページの
メールフォームを使って頂けると
１日以内にお返事が出来ると思います。
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