家をリフォームする為に 家全体の住宅診断のご依頼でした。
屋根の表面を診ただけで 判断するのは危険です。
それは見えない部分で劣化が 進行しており、その劣化が構造に 大きく影響している場合があるからです。
家の内部にまで出てきていない漏水。
家に住んでいても分からないですよね。
私の住宅診断は解体しないでも 可能な範囲で小屋裏も診ます。
こちらの家の場合の小屋裏は 全体を見ると経年劣化は 勿論、ありました。
ただ、数か所で 経年劣化を超える傷みが 確認できました。
屋根板金の下地である 野地合板が極端に傷み
変色だけでなく 大きな変形で起きており 腐食の可能性が大きい箇所が?
更に1階屋根の小屋裏から診ると 壁からの漏水の跡がはっきり残っています。
天井に漏水がないと家の方は 分からないと思います。
この原因は小屋裏の換気不足と 外壁の構造にあります。
この原因を直さないと 事態は更に悪化して リフォームの失敗になります。
表面を診て 表面の劣化だけを直すリフォーム。
お金を掛けただけ無駄です。
簡単に判断するのは危険です。 ご注意ください。
次回は来週末に更新の予定です。
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