住宅診断の【エスパス一級建築士事務所】

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住宅診断の事例紹介


すがもり

投稿日:2018/12/17

「すがもり」とは
雪国特有の現象です。

雨もりとは違い、冬に起きます。

屋根に積もった雪が暖気などで融け
それが急激な温度低下で凍る時

融けた雪の水を屋根の上で塞き止め
屋根板金のジョイント部分から
内部に流れ込む現象です。

すがもりの主な原因は
気象条件によります。
ですから、施工が正しくても
起こる事があります。

気象条件により、起こりますので
毎年、すがもりが起こる訳でもなく
つい、放置しがちです。

でも、それが何度も起こると
大きな問題に繋がります。

去年までは何ともなかったのに?

1年に一回、あるか?無いか?
なので、放置していると
写真のように木材の腐れになる事もあります。

雨もりではないので
夏には何の現象もでませんが
要注意の現象です。

屋根上に大量の水が溜まると
家全体が水浸しになるので
大変な事になります。

事前に対策を行うのは難しいです。

屋根に氷ができる場所により
改善策は変わります。

原因を特定するには
すがもりが起きた時に
診るのがベストです。

すがもりが起きた時に
すぐ直すのは難しいです。

小さな現象を放置しないことが重要です。