工場で作るから、品質管理もしっかりしているし、大手メーカーなら保証もしっかりしてくれるから、大丈夫と思われていませんか。 しかし、工場で作るといっても、完成できる大きさはせいぜい、車程度ですね。その車でも、あのトヨタでもたまにリコール騒動が起きています。 住宅の大きさになると完成品はまず無理ですね。内装材、外装材、設備機器などのパーツは工場生産できますが、各取付は現場になってしまいます。 更に住宅の難しいところは、気象条件が大きく異なることです。 つまり一般地と北海道のように寒い地域ではかなりの相違があり、一般地で何の問題もなかったものが、北海道では大問題が発生することがあります。
右の写真は外壁に張られていたタイルが剥がれ落ちたものです。 モルタルの上に張られたものではなく、一般に乾式タイルと呼ばれ、下張りした材料の上に接着剤でタイルを張付け、タイルとタイルの間は少し隙間を設けておく工法です。 この工法に問題があるか否かは、詳細調査をしていませんので、定かではありませんが、このタイルが剥離落下した原因が必ずあります。 このような事例は何件か、お話だけは聴いております。 建築の商品も日々、新しいものが発売されていますが、見た目がかっこいいとかだけで判断して使ってしまうのは、私などは何か恐ろしい感じがしてしまうのは職業病ですかね。 |