先日、札幌でも南方面では、かなりの雪が積もったようです。 その翌朝、突然、天井から水がボタボタと落ちてきて、びっくりして、連絡を頂きました。
まだ、そんなに気温も低くなく、まさか、屋根に氷なんて出来ているんだろうか?・・・・・ 早速、お伺いして天井を見るとかなりの水滴がそして壁からも水が流れ出している状態でした。 押入れから、天井裏を見ると屋根の排水をする「横樋(よことい)」の部分から、ボタボタと水が天井に落ちていました。
雨が降った訳でもなく、兎に角、屋根に上がって見ると写真のように雪が積もっていました。よく見かける風景ではありますが、 横樋部分の雪を取って見ると横樋にはシャーベット状態の雪がびっしり詰まっていました。 どうやら、このシャーベット状の雪が雪融けの水の排水を妨げていたようです。 水の凍結で排水を妨げ、屋根板金の隙間から水が逆流する現象がすがもれですが、 今回は氷ではなく、シャーベット状の雪が原因でした。 木造住宅で一般に使用されている、板金屋根は完全防水ではなく、屋根に水が溜まってしまうとその接合部分から、水は浸入してきます。 これは施工不良という事ではなく、天候によるもので、起こる場合と起こらない場合があります。 事前の対策としては、横樋にスノコを設置する、ヒーターの設置などがありますが、折角ヒーターが設置されていても、スイッチを切っていては意味がありません。
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