「新築の建物を13年前に購入」
「4年前にそろそろかと思い、外壁を塗装」
{ところが2年前に一部に塗装の剥がれ?}
<それを直してもらったと思ったら、どんどん剥がれが広がった>
それが右側の写真です。 主にバルコニーにこの現象が発生していました。 メンテナンスのタイミングとしては良い時期だったと思います。 4年前に塗装をした時の外壁の状態は分かりませんが、この部分には何らかの現象が出てきていたのではないでしょうか?
原因は雨水が壁の内部に入りこみ、その水による凍害により、表面の塗装だけでなく、外装材自体も破壊してしまいました。 では、その雨水がどこから入ったというと 板金、その上についている手摺です。 新築の頃はある程度、防水もあり、それ程の雨の浸入もなかったけど、経年劣化により防水性能が落ちてきた状態で新しい塗装をしたことで雨水を閉じ込める状態になったと思われます。 外壁が傷んできたからといって、単に表面の塗装を直しても逆に劣化を促進させてしまうこともあります。 建築は難しいものです。いろんなものが組み合わさって出来上がっています。 それを理解した上で判断しないと大きな失敗をしてしまいます。 塗装が剥がれるといっても、いろんな原因があります。 塗装が剥がれてきたから、塗装をするという単純な結論、施工は危険です。 ご注意ください。
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